神音カフェ

武藤一樹さん(42歳)

羽咋市街から氷見方面へ車で15分。美しい原風景とシンプルな暮らしが息づく神子原地区菅池町に、ひっそりとたたずむ“神音カフェ”。コーヒーの焙煎の香りと心地よい音楽が漂う店の扉を開くと、柔らかい口調とにこやかな笑顔で迎えてくれるオーナーの武藤一樹さん。里山に抱かれるような温かみとくつろぎのあるカフェとなっている。



なぜ、羽咋に移住してきたんですか?

よく聞かれるんですけど、ご縁ですね。すべてのご縁がつながった結果だと思います。「畑がしたい」「子育てができる広い空間がほしい」「音楽を大きな音で聴ける空間がほしい」「人が集まる場所をつくりたい」など、さまざまなやりたい想いを詰め込んだらこの場所にたどり着いたという感じですかね。





カフェを始めようと思ったきっかけは?

金沢美大在学中に、家庭の事情で、早く自立したいと思い、手に職をつけなければと思っていたんですけど、絵を描くのも好きだし、音楽も好きだし、コーヒーも好きだし、じゃあ“カフェ”だと思ったんですよね。安易ですよね。大学を卒業してすぐに上京したんです。そこで名店と言われるコーヒー屋さんに押しかけて「また来たんか」「焙煎機に触るな」と怒られながらもしつこく通ったんです。最後には可愛がってもらえて、焙煎のことや仕入れのことなどを学ぶことができたんです。本物を作れるようになるためには、軸をしっかりさせるための技術をしっかり身につけなければと思ったんです。





“神音”の由来は

神の音ですよね。“八百万の神”。昔は家の神や火の神などいろいろな神の持つ気配を感じながら手を合わせ、頭を下げ、感謝して生活していたんですが、最近はそのような極めて日本的な精神を忘れてきてしまっているんです。そういう意味で、目には見えないが確実にそこに「ある」人の力の及ばない存在の気配を感じることができる場所という意味で“神音”と名付けました。





武藤さんが目指すもの

少子高齢化が進む中、例えば、お年寄りの方々に日用品や食料品なども含めた配送サービスなどニーズを掘り起こすことで、地域が地域を支える産業を興すことができると思うんです。そういう意味では、道の駅のと千里浜に大いに期待しつつ、ささやかですが私に出来ることも探して、挑戦していきたいです。
それと次の世代に、自分たちが暮らす土地のことをちゃんと評価してほしいですね。若い頃は、どうしても外に目を向けることが多いと思いますが、生まれ育った羽咋という地に感謝してもらえるように、子どもたちには伝え続けたいと思っています。







神音カフェ

〒925-0601
羽咋市菅池町カ54
TEL0767-26-1128
営業時間11:30~17:30
定休日:火曜日、日曜日

TOPへ